[ダイエットの知識] ブログ村キーワード
僕の個人的な印象なので正しくないかもしれませんが
いろんなダイエット方法を調べていると
「カロリー制限ダイエット」はダメだ
ということを言う人が多い気がします。

でも、ダイエットしようと思う人が減量するには
ふつう、それまでの食生活を
カロリー制限する方向に変える必要があります。

だからなんで「カロリー制限」がダメなのか
疑問に思っていましたが、理由がわかりました。


僕たちが目にするダイエット方法の多くは
糖尿病の食事療法からきています。
食事療法の第一の目的は
血糖値のコントロールにあるのですが
肥満解消効果もあるからです。

食事療法のベースは米国糖尿病学会による
「食事療法に関する勧告」です。

最新版がこちら

Standards of Medical Care in Diabetes 2017

米国では1980年代から
カロリー制限食が推奨されてきました。
おもに脂質制限で総カロリーを管理する方法が
カロリー制限食です。
煩雑なカロリー計算をしないとならないので
患者さんにはけっこうな負担になります。

しかし、脂質を制限しても
心血管疾患リスクが減らないことがわかってきて
米国の保健福祉省と農務省が発表した
食事療法の2015年版ガイドラインでは
脂質制限が撤廃され
カロリー制限食≒脂質制限食は
標準的食事療法ではなくなりました。

このときは「日本人の食事摂取基準2015」でも
コレステロール摂取制限が撤廃されて
ニュースになっていました。

一方、2006年には推奨しないとされた糖質制限食が
2013年には「食事療法の勧告」に掲載されました。
現在、米国糖尿病学会は
以下のような様々な食事パターンを容認しています。

菜食、地中海食、DASH食、糖質制限食
カロリー制限食、脂質制限食

地中海食はイタリア・スペインあたりの料理。
野菜、豆類と魚介が豊富で
オリーブオイルを多用します。

DASH食は高血圧を予防するための食事で
食品の組み合わせを改善して
血圧をコントロールする狙いがあります。
DASHはDietary Approaches to Stop Hypertensionの頭文字をとったものですね。

糖質制限食は炭水化物を制限しますが
タンパク質、脂質は積極的に摂取します。

菜食はいわゆるベジタリアン食で
動物性の食材は摂りません。

以前はカロリー制限食一択だったのが
嗜好や文化の多様性に対応できる内容になりました。

こうした推奨食の変化は、臨床栄養学という領域の
研究成果を反映しています。
この10年に起こったことは糖質制限食の地位向上と
カロリー制限食の地位低下
でした。

この変化が「カロリー制限ダイエットはダメだ」
という言葉の背景にあったのですね。


しかしどんなダイエット方法でも、効果があるものは
カロリー制限がふくまれています。
意識せず手間もなく「カロリー制限」できるのが
いいダイエット方法といえるのかもしれません。