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けさ、NHKの「あさイチ」でアカモクという海藻を取り上げていました。

番組の初めの方は、アカモクが花粉症の症状を和らげてくれる、という内容でした。今年は花粉の量が多くなる見込みだそうで、時節柄話題になるネタだなぁ~、と思いつつ、いまのところ花粉症とは無縁の僕は流していたのですが、途中で「脂肪燃焼効果」という言葉が耳に入ってきて、思わず歯磨きをしながらテレビに釘付けになりました。

残念ながら「脂肪燃焼効果」にはごくわずかに触れただけで、3シェフのアカモクレシピ紹介のコーナーになってしまったのですが、食べるだけで脂肪を減らすような食材があるとは驚きでした。

それでアカモクについて調べてみました。

この海藻は東北の方には馴染みだということでしたが、地域によって「ぎばさ」「ぎんばさ」「ながも」という別名もあるそうです。ネバネバが特徴のぎばさは秋田名物だそうですね。

で、脂肪燃焼効果をもたらす成分は「フコキサンチン」というものです。昆布やワカメなどおなじみの海藻類にも含まれていますが、乾物になると含有量は減ってしまうそうです。

フコキサンチンには強い抗酸化力があり、これまでに抗ガン作用、抗肥満作用、抗糖尿病作用が期待されて大学などで研究がすすめられています。抗肥満作用については、フコキサンチンをマウスやラットに摂取させると脂肪が減少したという2005年、2006年の研究がありました。

フコキサンチンは「UCP1」を活性化させた(出典:PubMed)
フコキサンチンおよびその代謝産物は脂肪前駆細胞から脂肪細胞への分化を抑制した(出典:PubMed)
※UCP1は、脂質を燃焼し、体温の保持、カロリーの消費に役立つ重要なタンパク質です。

でも、もう10年以上も前の論文がいまだに取り上げられてます。バイオテクノロジーが大きく進歩している中で、もし10年以上進展がないのなら、この成分についての研究は広がっていないのかもしれません。

僕はしばらくのあいだ、医薬品開発に関わる仕事をしていました。生理学、薬学は人の健康や病気の予防・治療につながるようなテーマが研究対象ですが、医薬品開発に直結しそうなテーマでないと、研究資金を集めるのがとても大変です。しかしお金が集められないと研究が進まないので、資金がつきやすい成果も上げにくい、という現実があります。にわとりが先か卵が先かみたいな話ですが、この資金不足ループを抜け出せる研究者はそう多くありません。

医薬品開発に直結する可能性があるとみられるのは、人で効果があるというデータを示せるものです。資金集めでいろいろな方にお会いしましたが、動物試験レベルだと、まだ海のものとも山のものとも。。。という反応になることが大半でした。人での試験ができて、ようやく半人前。開発資金の投入を検討してもいいか、という感じですね。

フコキサンチンはいろんな効果が確認されているようですが、もしかすると資金集めで苦労しているのかもしれません。


とはいえ、食べて脂肪が減らせるものがある、というのは興味深いことです。今度スーパーでアカモクが売っているかどうか、見てみようと思います。