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ダイエットに成功しました!!

というブログになるといいなぁ~、と思ってはいるのですが、調べれば調べるほどダイエットはむずかしく思えてきます。「長期間にわたって減量を成功させるダイエット」はむずかしい、と書いたほうが正確かもしれません。

TEDという講演録があります。講演テーマは学術、エンターテインメント、デザインなど多岐にわたり、当代各界の一線級のスピーチを無料動画で試聴することができます。英語なのが残念ですが。。。

その中に、脳神経学者のサンドラ・アーモットさんがダイエットについて語ったものがあります。
こちらで日本語訳が読めます。
  ↓
「なぜダイエットは成功しないのか」

ざっくりまとめるとこんなことを言っています。

1.人間の歴史は過食よりも飢饉の方がもっと重大な問題だったため、私たちの体が減量を拒むことは理にかなっている
2.ダイエットから5年も経てば、ほとんどの人はリバウンドしている。40%はダイエット前より太っている。
3.長い目で見れば、通常ダイエットは体重を減らすよりも増やす結果になってしまう

どうでしょう。かなり絶望的な内容ですね(泣


こうした認識をふまえて、彼女のアドバイスは「空腹の時に食べて満腹と感じたら食べるのをやめなさい」というものです。自分が食べたいときに食べることを許してあげると、お腹がいっぱいになればやめることができるようになるそうです。

脳神経学者らしい見識です。


さて、ちょっと古いのですが2011年の7月に「ダイエットに失敗した理由ランキング」というgooランキングがあります。
1位から10位はこうでした。
  ↓
1位 食事制限が続かなかった
2位 ストレスがたまった
3位 「明日から…」と言ってスタートすらできなかった
4位 すぐに結果が出ず諦めた
5位 リバウンドして嫌になった
6位 目的があいまいだった
7位 目標が高すぎた
8位 決まって採る食材に飽きた
9位 運動がつらすぎた
10位 体調を崩した
この理由はほぼ「言い訳」ともみえます。体調を崩したのは、たぶん栄養失調になっていたのでしょう。

いずれにしろ、ダイエットに失敗した人は多少なりとも自己嫌悪に陥っていたのではないかと思います。

でも、第一線の脳神経学者がダイエットは失敗するもの、と言っています。ひとりの人間の意思の力ではどうにもならない遺伝子レベルでそうなっているのですから、ダイエットに失敗して自分を責めることはないのです。言い訳することもありません。

食事制限は続けられないし、すぐに結果が出ないとその方法が正しくないのではないか?と疑う気持ちが出てくるし、誰だって痩せるために運動するのはつらいのです。そのように遺伝子レベルでできているのですから。


最近、品川美容外科がインターネットを使って10~50代の女性330人にアンケートをとった結果を「ダイエットに関する意識調査」として公表しました。

それによると、ダイエットに失敗した経験がある人は62%で、失敗した理由は多い方から順に

「食事制限が続かなかった」
「すぐに結果が出ず諦めた」
「運動がつらすぎた」

となっています。6年前のgooランキングと同じ項目が出ているのが興味深いですね。人は同じ失敗を繰り返しているというわけです。

一方このアンケートから、ダイエットの失敗経験のない人が38%いることになります。アンケートに答えた方全員にダイエット経験があるかどうかわからないのですが、失敗していないひとが4割近くいるのは励みになる数字です。


そして僕がいまやっているのは、続けられる程度の食事制限で、すぐに効果が出なくてもかまわないと思いながら、つらい運動はいっさいせずにダイエットを続ける「コンビニダイエット」です。

できるだけ意思の力に頼らないように考えていますから、もともとつらいことやストレスが溜まるような要素は排除しています。たまたまではありますが、このやり方はここでご紹介した失敗の経験を活かしたカタチになっています。

ものぐさな性格がここでは吉とでましたwww


前にもご紹介しましたが、アメリカの学術研究では、いまあるダイエット方法の優劣・効果に大した差はなく、どんなやり方でも続けられることが大事だ、という結論を出しています。

まずは続けることです。