管理栄養士の梅原祥太さんがダイエットについて
素晴らしいことを書かれていました。
一日で2kg減っても痩せてない。“体重ダイエット”は間違いだらけ
(出典:女子SPA!)
逆に、一日で2kg増えたとしても
太ったわけではない、というお話です。

体重は「体の重さ」で
脂肪、筋肉、骨、水分、内臓、老廃物などの重さを
合計したものです。

体内で、1gの糖質は3gの水分を抱えているそうです。

だから一日に2kg体重が増えたとしても
それは単にその日に糖質を摂りすぎただけで
そのほとんどは水の重さだ、ということだそうです。

糖質の他にも、塩分の摂りすぎや
一日立ち仕事や、タンパク質が不足気味だと
カラダがむくんで体重は増えます。

女性の場合は生理のときも、体水分量が増えるので
体重が増えやすくなります。

水分が増えた結果、体重が増えているのなら
水が抜ければ体重はもとに戻ります。
だから炭水化物を控えめにするだけで
もとに戻る可能性が高くなります。

体重が増えてしまったときは
水分量が増える原因になることがないか
思い当たることを振り返ってみましょう。

繰り返し振り返っているうちに
何をしたら体重が増えるかわかるようになります。
何が原因かがわかれば、翌日どうしたらいいかも
自分で考えることができますね♪

だから、日々の体重の変動に
一喜一憂する必要はありません。



ダイエットで重要なのは、体重ではなく体脂肪です。
そこで、ダイエットを目的に体重を測るのなら
体脂肪率も測れる体脂肪計を使いましょう。

ところで、家庭用体脂肪計の計測値には
誤差がつきものです。
使い方には注意が必要です。

1.毎日同じ時間に、できれば朝食前に計測する
2.1週間~1ヶ月くらいの平均と傾向をみる

朝、トイレを済ませて何も食べないうちに測れば
直前に食べたものの量に影響を受けません。
平均と傾向をみるのは
日々の変動を除いた方向性をみるためです。

2週間、3週間の期間で体脂肪率が減少傾向ならば
ダイエットはうまくいっている、ということですね!



※ 体脂肪計について

家庭用の体脂肪計は、体脂肪量を直接測るのではなく
体に微弱電流を流し、その電気抵抗値と統計データで
体脂肪率を計算する方式をとっています。

これはインピーダンス方式と呼ばれていますが
どのメーカーでもこの計測方法をとっています。

電気抵抗値は、電流が流れる場所の水分量で
計測結果が左右されます。

しかし、水分量の体内分布は一様ではありません。

たとえば入浴後や運動直後などは
体表面に近いところで血流が多くなるため
水分量が多くなり、体脂肪率は低く出やすいのです。

だから、測るタイミング、手で測るか足で測るか
によっても数字はちがってくる可能性があります。

そこで、一定の期間の記録をとって
平均値や傾向をみることが必要になるのです。