ダイエット 運動 効果

広く知られています。
たとえばアルツハイマー病やいくつかのガンは
運動で発症率が下がると疫学的にわかっています。
運動の効果は脳、免疫系、肝臓、膵臓など
すべての臓器に及ぶと考えられていて
アメリカでは「運動は薬なり」といわれて
医学界が健康のための運動を推奨しています。
でも、なぜ運動がそうした効果をもたらすのか
という点は、実はよくわかっていないそうです。
運動がもたらす健康効果のメカニズムを研究して
病気の予防や治療につなげようとしているのが
首都大学東京の藤井宣晴教授です。
藤井先生は筋肉細胞中の酵素であるAMPキナーゼが
血糖値を下げる仕組みを2013年に解明しました。
以来、運動が与える健康効果について
世界最先端の研究を続けています。
藤井先生の研究以前は、血糖値を下げる物質は
膵臓が分泌するインスリンだけが知られていました。
インスリンを発見したバンティングとマクラウドは
その功績で1923年にノーベル賞を受賞しています。
藤井先生の研究室では、AMPキナーゼだけでなく
筋収縮で分泌されるホルモンや神経伝達物質などの
生理活性因子をいくつも特定しています。
こうした物質は「マイオカイン」と呼ばれています。
ガンの発症を抑制するマイオカインが特定できれば
ガン予防薬を作ることができるかもしれません。
糖尿病患者は、血糖値を安定させるために
毎日インスリン注射を打ち続けるしかありませんが
AMPキナーゼの血糖値抑制作用が発見されたことで
もっと楽な治療法の開発が期待されています。
運動なしのダイエットを続けているわけですが
ダイエットのことを学べば学ぶほど
運動することがいかに重要かを知らされます。
それでもマイオカインを特定すると
医薬品やサプリで運動と同じ効果を得られるという
可能性もあるわけです。
運動ができない人、運動嫌いな人にとっては
夢のようなダイエット方法が
藤井先生の研究から生まれる可能性もありますねw
いま、そういう方法があるといいのにな~
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2017年06月09日