そんなに運動するのが好きではありません。

学生時代は体育会サッカー部でした。そんなに強いところではなかったけれど、それでも週に6日は練習や試合でボールを蹴っていました。

サッカーという競技は、瞬発力と持久力が両方とも要求されます。ゆえに練習の一環で、筋トレもしたし持久走もしました。今ほど科学的な練習方法ではなかったし、トレーニングの専門家もいませんでしたから、とにかく厳しい練習の先に勝利があると信じ込んで、気合と根性で厳しい練習をこなしていた記憶があります。

だから、自分がカラダを動かすことがそう好きではないとは、想像もしていませんでしたが、当時の仲間は先輩も後輩もいまだに草サッカーで汗を流していたり、毎週テニスをしたりして、何かしらスポーツに親しんでいる人が多くいます。してみると、ここ2、3年通勤時に歩くことぐらいしかカラダを動かしていない僕は、相当な運動嫌いのタイプになるんだろうと思っています。

シェイプアップしよう、減量しようと思ったとき、若いころにスポーツをあまりしなかった人や、運動嫌いを自認している人にとっては、一般にカラダを動かさなければならないと考えられていることは、実は減量に取り組むにあたってかなり高いハードルになっているのではないでしょうか。

かくいう僕自身も、減量しようと思っているのに、わざわざ運動するための時間をとるとか、ジムに入って汗を流そうなんてことは微塵も考えていません。だから、減量に運動が必須なら、ダイエットが成功する確率はほとんどないと言わざるをえません。

僕自身はむかし話ですけれど、かなり集中してスポーツに取り組んでいましたし、運動すれば筋肉が鍛えられて太りにくくなることは体感しています。だから逆に、今の生活のままでさしたる運動を加えることなしに減量をうまくいかせることは、かなり厳しいミッションだということはわかっているつもりです。運動することが効果的なのは明らかです。

でも、運動のために時間をとったりお金を使うのはイヤなんです。だから、まずはカラダの仕組みをよく理解して、どこかにあるはず(?)の狭い道を見出そうと思って勉強しています。

こんな運動嫌いの僕ですが、ひとつ朗報があります。

それは、減量には絶対法則があって、それさえクリアしていれば絶対に痩せられるというルールがあることです。

そのルールとは

エネルギーを摂る以上に使えば痩せる

というものです。

これは、運動するのは食事前と食事後ではどちらが効果的かとか、運動時間の長さが長いほうがいいのかとか、多くのダイエッターが持つであろう関心事は枝葉末節にすぎない、といえるほどの大きな絶対法則です。

運動しないでも、結果的に食事で摂るエネルギー以上のカロリーを每日使っていれば、減量はできるのです。運動が減量に効果的だとしても、運動しないという選択肢はあるということですね。

世の中にいろんなダイエット方法があふれています。

ロジックのしっかりした正統派から眉唾ものまで、玉石混交というのが現状でしょう。でも、どんな方法でも、うまく減量できている状況になっているときは、この絶対法則「摂った以上に使った」が成り立っているのです。

運動しないで摂った以上のカロリーを消費するには、どうすればいいか。何に注意をはらったらいいのか、を追求することが、このサイトの裏テーマだともいえます。