某ダイエットプログラムのウェブサイトで
リバウンドの原因は「理想の体を維持したい」という
気持ちを維持できないから、と書いてありました。

そうかもしれません。
理想が食欲に負けてしまうのですね。

で、それはそうとして
ではどうするか?
です。

やり方は2通りだ、と思います。
ひとつは「理想」を維持する意思力を鍛えること。
もうひとつは「理想」に頼らないやり方をすること。

僕の場合は、たまたまですが後者を選びました。

ダイエットをしようと思ったときに
ふだんの食生活で、体重変化がなかったことから
ちょっとだけ食事量を減らせば減量できるだろう
という見込みはありました。

お昼だけのコンビニダイエットでいけると
一応、勝算があってはじめているわけです。

だから、ダイエットを頑張る意識はありません。
厳しい方法を選ばなくてもいけそうだったからです。
もともと強い意思は、なくてもよかったわけですね。


でも、ダイエットをはじめてから
人のカラダが遺伝子レベルで
脂肪を貯めこみやすくできていることを知りました。
ダイエットすればリバウンドしやすいように
カラダはプログラムされています。

脳科学の知見によると
食欲の司令塔は、脳の中心部分
古い脳と呼ばれる「大脳基底核」にあります。
大脳基底核は生存本能を司る場所でもあり
大きな変化を嫌うという特徴があります。

そこで、生活習慣を大きく変えるようなダイエットは
大脳基底核から強い抵抗を受けることになります。
これが脳科学から見たリバウンドのメカニズムです。

大脳基底核から抵抗されないようにするよい方法は
小さな変化を習慣化することだそうです。

僕がやっているお昼だけのコンビニダイエットは
まさにこの「小さな変化」だったかもしれません。
楽にできることは
大脳基底核はスルーしてくれるようです。

面白いことに、毎日体重計に乗っていると
記録を更新したいという意欲が自然に出てきます。
そうすると、自制がはたらくようになり
ダイエット前に比べて、甘いものへの欲求は
確実にコントロールできるようになりました。

最初の小さな変化が
次の小さな変化につながりました。

僕の場合、もともとモチベーションに頼って
ダイエットする理由はなかったけれど
あとから考えると、結構合理的な選択でした。


何度ダイエットしてもリバウンドしてしまうとか
ダイエットが続かないと悩んでいる人は

ダイエットが必要な原因になっている生活習慣を
何かひとつだけ変えてみることから
はじめてみるといいかもしれません。