まだダイエットの道半ば、いや4分の1の僕が
ダイエットについて語るのはおこがましいのですが
自分でダイエットする前は
思い違いも色々あったな~、とつくづく思います。

その辺を、ちょっとまとめておきたいと思います。


まず、何をもってダイエットの成功とするか、です。

ダイエットを失敗した、と人が感じるのは
ダイエットしてもぜんぜん減量しないか
減量後にリバウンドして、体重が戻ったり
もともとの体重を超えてしまったときでしょう。

ダイエットは減量すればオシマイではなくて
その状態を維持することまで含めて続くことが
成功している、というものだと思います。

どうも、この後段の「状態を維持する」を軽視すると
容易にリバウンドしてしまうのではないでしょうか。

10万年の人の歴史は、飢餓との闘いの歴史です。
遺伝子レベルでは、食事なしでも生き延びられるよう
人のカラダは脂肪を蓄えやすくできています。
スキあらば脂肪を貯めこむわけです。

気が張ってダイエットを頑張っていれば減量できても
気を許すとリバウンドしてしまうのは
ダイエットが遺伝子への挑戦というむずかしい行為
だからではないでしょうか。

むずかしい事を達成するためには
周到な準備が必要です。

ダイエット後にどうなりたいのか?

求めるものは人それぞれだと思いますが
食事や生活習慣など何ひとつ変えずに達成できるか
はじめる前に考えてみるのは、役にたつと思います。

ちょっと大袈裟かもしれませんが
何かを変える覚悟が要るのではないかと思います。
大きく変える必要はないかもしれませんが
長く続けられることが大切になります。

ダイエットはむずかしいとしても、シンプルです。

減量できる条件は、単純です。
摂取カロリー < 消費カロリー

これが逆だと、絶対に減量できません。
人がエネルギー保存の法則に支配されている限り
「絶対に」です。

ダイエットにはいろいろな方法があります。
肥満大国のアメリカで認められているものだけでも
カロリー制限食、地中海食、低脂肪食、低糖質食
そして菜食の5通りがあります。

何を選んでも上記の条件をクリアできれば減量は進み
クリアできなければうまくいきません。

その人の信条、生活環境、体質、遺伝などなど
さまざまな要因で、合う方法は違うこともあります。
だからどの方法が良くて、どの方法がダメだとか
一概に決めることはできません。

結果的に無理なく条件をクリアできる方法が
その人にとっていいダイエット方法
成功できるダイエット方法ということです。


運動を頑張っているのにダイエットがうまくいかない
と悩んでいる人がいます。

でも、運動で消費カロリーが増えて
摂取カロリーを上回ると減量できるのであって
摂取カロリーの方が上のままなら、減量できません。

だから、運動することは成功の絶対条件ではなく
逆に、運動しなくても消費カロリーの方が大きければ
減量はできるわけです。


脂肪分解を助けるサプリを飲んでいても
摂取カロリーが消費カロリーを上回っていれば
一度サプリが分解した脂肪は元に戻ってしまいます。
これでは効果は出ません。

サプリが効くには
摂取カロリー < 消費カロリー
が必要な条件です。

それではサプリを摂る意味があるのか?
という人もいるかもしれませんが
サプリではなくて、もっと確実性の高い肥満症薬でも
同じ結果になります。

摂ったカロリーをなかったことにしてくれるような
魔法みたいな方法は、どこにもないわけです。

摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすか
あるいは両方やってカロリー収支をマイナスにする。
ここは、意識的か無意識にかは別にして
自分でコントロールすることが必要です。



減量が目標値まで達成できたら
あとは維持レベルのカロリーコントロールで
ダイエットは成功している状態になります。
意志の力で早く大幅な減量をすると
この維持レベルの管理が辛くなるかもしれません。

ダイエットは、気合と根性を使わずにできる方が
僕はうまくいくと思います。

ゆっくり時間をかけてじわじわ減量していけば
減量後の維持レベルの管理がイメージできるし
それほど厳しいものにはならないでしょう。

体重や体脂肪をみるのも
1ヵ月周期ぐらいで傾向をみるのがいいと思います。
毎日、毎週の増減に一喜一憂することはありません。

家庭用の体重計自体、誤差のあるものなので
同じ測り方をして傾向をみるぐらいしか
使い方がないように思いますし。。。


健康的に減量することも、ダイエットには重要です。
カロリー収支だけ管理すると
カラダは脂肪を維持するように反応するので
筋肉を分解してエネルギーに使います。

僕ぐらいの年になれば、筋肉が落ちるのは
生活の質QOLを悪化させる要因になります。
もともと筋肉量の少ない女性もそうでしょう。

筋肉が落ちて動くことが億劫になると
多分老化が進みやすくなります。

若い男性をのぞけば
ダイエット中に筋肉をできるだけ維持する
ということは意識した方がいいと思います。

筋トレは、最も効果的な筋肉維持法です。
僕はやりませんけどw

コンビニで低糖質ダイエットをしばらくやって
タンパク質でカロリーを摂るのはむずかしい
ということを感じました。
低糖質を意識してタンパク質を多く摂ると
自然に低カロリー食になります。

これは興味深い気付きでした。
なぜ低糖質ダイエットを勧める人が
カロリー制限しないでもいい!!
と言い切るのかが、わかった気がしたからです。

米、パン、麺が選べなくてもストレスがなければ
これは一石二鳥のいい方法だと思います。

ただ注意点は2点あると思います。

ひとつはカロリー不足になりすぎる可能性です。
鶏のささ身ばかり食べているとwww
相当カロリーが下がると思います。

もし、カラダの不調を感じるようになったら
低糖質ダイエットは一旦やめるべきです。

2つめの注意点は、食物繊維不足です。
これはお通じに影響が出ます。
僕も少し影響があったかな、と思いました。
だから、食物繊維は意識的に摂るといいでしょう。

具体的には、低糖質で食物繊維の多い食材です。
・納豆
・アボカド
・オクラ
・モロヘイヤ
・春菊
・なめこ
・にら
・ブロッコリー
・インゲン豆
・ほうれん草
・マッシュルーム
・おから
・たけのこ
・まいたけ
・エリンギ
・しいたけ
・しめじ

などが、手に入りやすくていいでしょう。


摂取カロリー < 消費カロリー
を維持しつつ筋肉を維持すれば
ダイエットは成功します。

単純ですけど、簡単ではありません。

でも
時間を味方にして、ゆっくりやる。
自分にあった方法(気合や根性なし)を知る。

これでうまくいくのではないかと思います。