体脂肪を狙い撃ちで減らす方法があればいいのに
と思っています。

それで、ここのところどうやったら体脂肪を優先して
減らせるのか、というテーマを考えています。

人が使うエネルギーのうち、脂肪からまかなう割合を
脂肪燃焼率といいます。

教科書的には、人が使っているエネルギーは
基礎代謝・食事誘発性熱産生・身体活動量の3要素で
60:10:30の割合になる、といわれています。

消費エネルギーに占める基礎代謝の割合が最大なので
ダイエット指南書などには、基礎代謝をあげることが
大事だとよく書かれていますね。

脂肪燃焼率は基礎代謝が55%なのに対して
軽めの運動をすると50%、キツい運動だと40%になる
とされているようです。

食事をする以外のふだんの生活
通勤通学や家事育児、仕事、勉強、遊びやスポーツは
全部合わせて「身体活動量」にあたります。

おそらく身体活動量の脂肪燃焼率は
基礎代謝のそれより小さくなるでしょう。
だから、人が意図して活動量を増やすと
全体の脂肪燃焼率は下がることになります。


ところで、体脂肪を減らすのに使われるカロリーは
(アンダーカロリー)×(脂肪燃焼率)
の式で計算できます。

アンダーカロリーというのは
1日の消費カロリーと摂取カロリーの差ですね。

ダイエットのときはアンダーカロリーにしますが
そのうち上記の式で計算される分が
脂肪を減らすのに向けられていることになります。

この式から脂肪を減らすカロリーを増やす方法は
1.アンダーカロリーの幅を大きくする
2.脂肪燃焼率を高める
の2つです。

でも、動けば動くほど脂肪燃焼率は下がります。
脂肪燃焼率を上げるには、動かないのが一番です。
しかし、それではアンダーカロリーを維持するのが
むずかしくなってしまいます。

活動量と脂肪燃焼率は、トレードオフの関係です。

◯ 唐辛子を食べる。
◯ 褐色脂肪細胞を活性化する。

こうすると、脂肪燃焼率は高められそうですが
消費エネルギー全体でみた場合、それほど大きく
貢献できるわけではないでしょう。
補助的な方法としては有効だとしても
全体の脂肪燃焼率を高める方法とはなりません。

結局、脂肪を多く減らそうと思えば
より厳しいカロリー制限を、となるわけです。


おそらく、唯一の例外的な方法が糖質制限でしょう。

厳しい糖質制限をして、赤血球以外の器官・組織が
すべてケトン体をエネルギー源にするようになれば
脂肪燃焼率は格段に上がります。

ただし
甘いものや炭水化物なしで、生きているといえるか?
(≧▽≦)

という僕には、現実的な選択肢ではありません。