お腹の脂肪を減らすのを助ける
【機能性表示食品】として




「シボヘール」>>詳しくはこちら

を紹介しましたが

そもそも食品の【機能性】って何でしょうか?


調べてみると
「機能性食品」とは、文部省(現文部科学省)特定研究「食品機能の系統的解析と展開(1984年~1986年)」において、世界で初めて日本で定義された概念である。食品には、(1)第一次機能:生命維持のための栄養面での働き(栄養機能)、(2)第二次機能:食事を楽しもうという味覚・感覚面での働き(感覚機能)、(3)第三次機能:生体の生理機能の変調を修復する働き(体調節機能)の3つの機能があるが、このうち、第三次機能が科学的に明らかにされ、これらの体調節機能を十分に発現できるよう加工された食品を、一般に機能性食品と呼んでいる。(出典:Pharma Medica Vol.32 No.8, 9-13, 2014)
ということでした。

日本で提唱された考えなんですね。

でも、これだけだと
わかったようなわからないような。。。

ここでいう第三次機能というのは
◯ 生体防御
◯ 疾病の予防
◯ 疾病の回復
◯ 体調リズムの調節
◯ 老化抑制
などがあたるそうです。

まとめると
「健康維持増進に役立つ機能」
ということでしょうか。


で、その食品に機能性があることを

国が認証するのが
【特定保健用食品(トクホ)】で

製造販売者が届け出るのが
【機能性表示食品】です。


機能性表示食品は
それを製造販売する会社が

「機能性がある」

と科学的な根拠を示して主張しています。
でも、国が認証したものではありません。

いわゆるお墨付きではない
ということですね。


管轄の消費者庁は
機能性表示食品制度を
「公開された情報に基づき、消費者や専門家の間で議論が活発に行われることで、事後的な監視、規制に繋げる仕組み」
としています。

科学的根拠が正当かどうかのチェックは
買い手の消費者側に委ねる、というのが
【機能性表示食品】の特徴です。

【特定保健用食品(トクホ)】と
決定的にちがうところです。

参考:消費者庁:機能性表示食品に関する情報


個別の機能性表示食品の情報は
消費者庁のデータベースで公開されています。
上記のサイトからもアクセスできます。

たとえばシボヘールの公開情報がこちら

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

でも、このように情報公開されていても
きちんと評価するには科学的知識・素養が要ります。
一般消費者にはハードル高いです。

それで、僕はこんなサイトを参考にしています。
科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体FOOCOM.NET

消費者団体ってとかく左翼的
原理主義的なイメージで好きではないのですが
ここはとっても科学的な印象を受けました。

最近もNHKや大手サプリメントメーカーに
きついツッコミを入れています。

メディスリムやシボヘールの製造元東洋新薬も
別の製品でツッコまれていました...

少し古い記事ですがこのシリーズ
「奇跡のリンゴ」から考える日本農業論

食の安全とかメディア情報とのつきあい方について
考えさせられる興味深い内容でした。


おかしな科学的根拠に振り回されたくない人は
参考にされてはいかがでしょうか。


余談ですが、消費者庁の
葛の花イソフラボンサプリデータベースには
いまのところ35社が登録されています。

ぜんぶ見てみました。

なんと、製造工場はすべて
「株式会社東洋新薬鳥栖工場」
でした!

東洋新薬といえば
メディスリムの製造販売会社です。

製品のカタチはスムージー、青汁、錠剤と様々ですが
葛の花サプリの大元はひとつだけです。

科学的根拠となっている論文が同じなので
1日分の機能性関与成分含有量や
おすすめの利用期間も同じです。

ということは、どの製品をつかっても
大きな違いはない、ということでしょうねぇ~