食欲を抑制する食品

食欲を抑制する可能性が示されました。
18~35歳の健康な男女26名を被験者にした実験で
多価不飽和脂肪酸を多く含む食事を1週間続けた結果
食欲を増進するホルモンのグレリンが減少し
食欲を抑制するホルモンのペプチドYYが増加すると
米国ジョージア大学の研究チームが報告しています。
つまり、くるみやサーモンを食すと
満腹したと感じやすくなるかも
ということですね。
多価不飽和脂肪酸というのは
ヒトの体内では合成できない必須脂肪酸です。
サーモンに多く含まれるのはEPA
くるみにはα-リレイン酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸は
これまで高血圧、心臓血管系疾患の予防や
悪玉コレステロールを減らす効果が知られています。
食欲抑制効果が期待できるというのは
今回の報告がはじめてのようですから
科学的には、他の研究グループによる追試でも
同じ現象が観察されるまで、この知見は仮説です。
しかし、これをもってくるみダイエットとか
サーモンダイエットなる新ダイエット法が
出てきてもおかしくないかもしれません。
ジョージア大学の研究チームには
カリフォルニアくるみ協会のサポートがあります。
また、サーモンやくるみ以外にも
多価不飽和脂肪酸を多く含む食品があります。
ごま油や菜種油、アマニ油とか
あんこうの肝 ^_^
くじら、さば、うなぎなどが
これにあたります。
こうした食品にも同じように
食欲を抑制する効果があるかどうかも
気になるところです。
それはそれとして、食欲をコントロールするのは
ダイエットの難題ですから、小腹がすいたときに
スイーツを食べるよりもくるみを食べるとか
主菜にサーモンを選ぶのはいい選択になりそうです。
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2017年06月26日